vol.30 男のきもの

男のきもの

 

紋付き 羽織袴

男性の正装や準礼装には、必ず紋付き羽織と袴をつけます。なかでも、もっとも正式な装いが、黒い羽二重の無地に染め抜き 日向(ひなた )五つ紋付の着物と羽織、 仙台平(せんだいひら) の袴の装いです。この装いは 慶弔(けいちょう) 両用で、羽織紐と半襟を白にすると慶事用になり、羽織紐を黒かグレー、半襟を白かグレーにすると弔事用になります。したがって結婚式の新郎、父親、仲人や来賓、 叙勲(じょくん )の授賞式、成人式や大学の卒業式などの慶事にも、葬儀や告別式といった弔事にも装えます。

 

 

 

 

 

紬 ( つむぎ ) /御召(おめし)

男のお洒落着は、紬やお召の着物です。街着やお稽古着、ちょっとした会合の装いには一般的に袴をつけない着流しで、和の発表会や月釜の茶会、気軽なパーティなどには、袴をつけて装います。お洒落着として着る時には羽織に紋をつけず、袴もつけません。女性のよそゆき小紋や付け

下げ姿のような位置づけになります。羽織は季節によって着分けます。袷の羽織は四月頃までです。五月から九月頃は、羽織をつけない着流しスタイルになります。五、六月や九月頃は 紗(しゃ) などの羽織を着る事もあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

浴衣(ゆかた)

夏祭りや夕涼み、夏の湯上りに着る浴衣は、男の着物の第一歩として、とても着やすいものです。キリっと涼しげに、そして無造作に着るのが、男の粋 。まず気を付けたいのが、浴衣の長さです。男性の着物は、女性のようにおはしよりせず 対丈(ついたけ)ですから、着物の丈にはこだわって、着た時にくるぶしが半分見える程度の長さに仕立てます。

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