vol.28 襦袢の種類

襦袢の種類について

肌襦袢

長襦袢や半襦袢の下に着用する肌着。肌に直接触れるものであるため、晒(さらし)などの綿生地で仕立てられている他にガーゼやちりめんで出来たものもあります。筒袖で細い衿になっているのが特徴。衿は通常用いる黒色、紺色、灰色、茶色(男性用)か礼装用の白色(女性用)が多く、袖口がレースで出来たものもあります。

長襦袢

肌襦袢と着物の間に着る襦袢。

形状は着物に似ています、素材は主に木綿やモスリン、ウール、絹、織物は羽二重、正絹、ちりめんが、夏には麻、織物は絽が用いられます。着丈で仕立てられている対丈(ついたけ)と着物同様、おはしょりが出来るよう仕立てられているものもあります。着用の際には前もって衿ぐり部分に半衿を縫い付けておきます。単や袷(あわせ)の他に、胴裏を省いた胴抜(どうぬき)仕立てがあります。最近は対丈で胴抜仕立てで袖は袷用の無双(むそう)袖(一枚の布で表と裏を作る)が主に使われています。襟には半衿を縫いつけ色を変える事もできます。

半襦袢

長襦袢よりも着丈が短い襦袢で通常、肌襦袢と長襦袢を着用しますが、長襦袢の衿になっている半襦袢一枚を代用として、裾除けまたはステテコと共に着用します。長襦袢の代用品と言う意味で「うそつき襦袢」と呼ぶこともあります。袖は柄の付いた色布や絽やモスリンで出来た素材違いが多いが,共布や無地も存在します。長襦袢と同じく襟には半衿を縫いつけ色を変えることもできます。

長襦袢の間違いについて

「黒留袖、色留袖、喪服」白地の長襦袢を必ず着ますが、襦袢の地紋がお目出度い吉祥文様の時は喪服には避け、どちらにも使用したい長襦袢の場合は当たり障りのない地紋の長襦袢にしておきましょう。例としては「波の柄」「花の柄」など。

「訪問着、付け下げ、紋付」薄い地色の着物が多いので、きつい色よりもやわらかな色が相性がいいでしょう。無地の淡い色,綺麗な感じもの、絞りが入り品の良い襦袢が良いでしょう。

「振袖」振袖の襦袢は大事です。袖が長いので表地に対して襦袢の素材が余りにも軽すぎると重みが無いために着物から長襦袢の袖が飛び出てしまうこともあるので,品質の良い襦袢をお勧めします。振袖は長襦袢がとても目立つので良い襦袢を用いますと着物もよく見えるものです。地色は表に合わせて品の良いものを選びましょう。

舞妓さんの赤襦袢

京都の花街を彩る舞妓さん、多くの舞妓さんが着用する赤の襦袢はとても素敵ですね。舞妓さんの着付けは一般の着付けとはまったく異なり裾引きの着物を着ます。歩くときに引きずらないように、衿下の部分を持ち上げて歩きます。これを褄(つま)を取ると言います。その際に見える赤の襦袢はとても初々しく風情のあるものですね。一般的にはおしゃれ物しか着れない赤襦袢もぜひ一度当社の夢館の『舞妓体験』にてご体験下さいませ。

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