vol.20 和装コートと羽織

和装コートや羽織について

 

着物の上に着るものにコートや羽織があります。又防寒用のものとおしゃれ用のものに分かれ羽織は格式高い着物に合わせるには向かず気軽な着物の上に羽織ります。礼装、正装の時には道行コートを着用、礼装の時は無地のコートを、他には雨除けとして丈が足首まである雨コート、しゃれっぽく着られる道中着があります。

    和装コートの衿には様々なものがあり道行衿といわれる小衿を四角く、額緑のような仕立てにしたものが一般的です。このほかに洋服の衿を取り入れた千代田衿、同じく洋服の雰囲気のへちま衿、道中衿の角をとった都衿、子供物にも用にられブラウスのような被布衿があります。

     

     

     

    次に羽織について男物の礼装が紋付羽織、袴(もんつきはおり,はかま)に対し女物の紋付羽織は、男物のようにそのまま礼装として着るのではなく小紋の着物などの上に着ることで、それらを準礼装という位置づけまで格を高めるという意味を持ちます。羽織には本羽織と呼ばれるものの他、中羽織や茶羽織などがあります。本羽織が格を高めるという意味合いを持つのに対し、中羽織や茶羽織は防寒やチリ除けといった実用的な面をもっています。羽織は、コートと違い室内でも脱ぐ必要がないため内外問わず着用できます。室内での寒暖の調節に便利な上、装いに変化が付けられるため、コートの代わりにも着られます。

     

    羽織の丈、寸法について

    羽織の丈は身長の2分の1を基準にし、普通の 羽織で身長の2分1プラス2~4センチ、紋付羽織で身長の2分の1プラス4~6センチを目安とします。裄は着物の裄より0.5センチ長くし、袖丈は着物の袖丈から1~2センチ短く仕立てます。羽織丈は年齢や体型、好み、材質,流行などにより多少加減します。羽織は格好ものなので丈は重要です。

     

     

    コート丈、寸法について

    コート丈は好みによってさまざまな丈があります。ながコートといわれる対丈、防寒、礼装目的の9分丈では、少し長いと感じる場合は、8分コート、普通よりやや長めに7分コート。もっともポピュラーな半コートと呼ばれる6分コートが有ります。 

    寸法は、袖丈は着物の袖丈から0.8~1センチマイナス、裄は約0.8~1センチ 足したものを用い、コートは一般的な半コートで身長の0.6から0.65を基準とし年齢や体型、生地、好みで加減しますが防寒、おしゃれなどの目的や好みなどで丈を決めます。背の低い方はコート丈で印象が違ってきますので特に注意しましょう。

     

    羽織のマナーについて

    羽織と和装コート、羽織は和装コートと違い、基本的には室内で着用してもよいとされています。しかし略礼装として羽織を着用している場合、親しい間柄の訪問時以外は脱ぐのが良いとされています。又お茶席などでは羽織は着用しません。近年では特に羽織はおしゃれとしての要素が強くなっているようなので室内に入った場合はコートと同様に扱った方が無難なよううです。又脱いだ羽織は、ハンガーなどに吊るさずに袖を合わせ、袖だたみにし風呂敷などに包んでおくのがスマートな扱いです。

     

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