vol.37 単衣着物その1

単衣(ひとえ)の着物について

着物には昔からのしきたりで季節によって着物の材質、仕方方法を変えたりする更衣(ころもがえ)という習慣が残っています。現在では衣替えと書くこともあります。洋服なら、学生の制服が年に2回、6月・10月に衣替えしますが、着物の場合、袷(ひとえ)・うすもの(夏物)の年3回の節目があります。今回は、単衣(ひとえ)についてお話させていただきます。

 

 
単衣の着物

単衣(ひとえ)の着物とは、裏のない着物ことで、6月と9月に着る着物です。単衣(ひとえ)用に作られているものもありますが、基本的には、裏をつけて仕立てれば、袷(あわせ)の着物として着用できます。

 

単衣の季節

着物には着用する季節がきまっております。形は同じですが、素材と仕立て方で袷(あわせ)・単衣(ひとえ)・夏物(なつもの)に分かれております。なかでも1年間のうち、本来のルールでは、単衣着用時期は6月と9月ですが、昨今の気象状況の変化などにより、若干ルールが寛容になってはきております。

 

失敗しないために・・

着物を着る際には、気をつけたいのは、着物以外の帯や小物類が、その着物の季節に揃っているかどうか。たとえば、着物が裏のない単衣なのに、帯が真冬に締める帯では、着用時のボリュームのバランスが取れず、違和感があります。

 

~単衣の着物 Q&A~

Q.単衣は、6月と9月以外に着用してはいけませんか?

A.最近は5月、まれに4月でも20℃を超えて汗ばむ日は、着物のルールにとらわれすぎて不快な思いするよりは、その日の気候やTPOに合わせて単衣を着用される方が多くなっております。着物を楽しみ愛することが一番です♪

 

Q.6月と9月の単衣は違いますか?

A.生地や織り方等の基本は同じですが、たとえば9月初秋の単衣は秋草などの季節感のある模様で優雅に装い、6月は夏に向けて涼感ある模様や色を選び、また季節を問わない柄の着物でも帯の柄や小物類の色目などで、春の単衣、秋の単衣を楽しまれてはいかがでしょうか。

 

 

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